日本スピッツに市販のペットフードを与える場合は、パッケージに表示してある給与量を目安として、体重や健康状態に合わせて与える量を調整します。
また、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておきます。
成長期の子犬は1日の食事量を3〜4回に分けて、大人になったら1〜2回に分けて与えるのが一般的です。
おやつを与える場合、その分主食の量も減らします。
栄養バランスが崩れないよう、おやつの量は1日に必要なカロリーの20%以内に抑えます。
犬が欲しがる分だけ与えるのは、肥満の原因になるので注意が必要です。
犬は人間と違って、余分な塩分を汗によって体外に出すことが出来ないため、人間が普通に食べている惣菜、ハム、チーズ、ソーセージなどを与えると、知らぬ間に塩分の過剰摂取となり、心臓や肝臓に負担をかけてしまうことになりかねます。
人間が普通に食べている食品の中にも、犬には有害なものがあります。
例えば、犬は玉ねぎで中毒を起こすことがよく知られています。
ハンバーグやすき焼きなど玉ねぎやネギを含む料理も与えないようにします。
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分も有害です。
室内飼育の場合、買い置きのチョコレートなどを部屋に放置しないように注意するようにします。
フードを与えるときに使用する食器や器具類の衛生にも注意します。
フードの残りかすや水分は、微生物の繁殖場所になります。
使い終わった食器や器具類は綺麗に洗い、乾燥させ、そして清潔な場所に保管します。
乾燥した粒状のドライ製品は、開封後はしっかりして直射日光が当たらず、温度や湿度の低い場所で保存する(目安としては、1ヵ月以内に使い切る)又は冷蔵庫に保管し出し入れするとフードの表面に結露を生じ、カビなどの発生原因となるので要注意。
缶詰やレトルトパウチなどのウエット製品は、フードの器に出した後は風味や品質の変化が速いため、出しっぱなしは避ける(給与時間は20分程度を目安)開封時に食べきれない分は別容器に移し替えて冷蔵庫に保管し、出来るだけその日のうちに使い切る。
1食分ずつに分けて冷蔵保存し、その都度解凍して与える方法もある(解凍時の外観や風味の変化には注意)
ジャーキーやささみなどセミモイストタイプのスナック製品は、密封包装された製品を開封して余った分は、しっかり封をして常温ではなく冷蔵庫に保管する(目安は、2週間程度で使い切る)冷蔵庫からは、使う分だけ取り出すようにする。
また、袋の中の脱酸素剤は開封後は効力を失われる。
常に飼い主も衛生的な環境を保つように日本スピッツとの生活を意識してみて下さい。